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2021.09.17

新卒採用

9月以降でもまだ新卒採用は間に合うのか

年度の半ばに差し掛かった9月頃になると新卒採用が思うように進まなかったり、新たに新卒の獲得を目指したいと考えたりすることもあります。この時期でもまだ新卒採用は間に合うのでしょうか。この記事では近年の就活事情を加味して、どのような戦略で人材獲得を目指すと、9月以降でも新卒採用ができるかを解説します。
 

新卒採用は通年化が進んでいる

 
新卒採用は通年化が進んでいる

企業の人事採用担当者がまず押さえておくと良いのが、就活も新卒採用も通年化が進んでいることです。この状況が起きている背景をまず理解しておきましょう。
 

#就活の失敗や内定の辞退が増えている

 
就活では大手企業を志望する傾向が強まり、3月に新卒採用が解禁された時点で新卒の就活生が大手の募集に限定してエントリーすることが多くなっています。募集枠は限られているため、内定を獲得できずに苦労する人もいるのは明らかでしょう。春夏の新卒採用が活発な時期に内定が出なくて就活に失敗している学生が大勢います。さらに、内定を手に入れたけれど不安が生じて辞退する学生も多くなってきました。そのため、新卒の人材が9月以降になっても就活を続けていることがよくあるのが現状です。
 

#中小企業の新卒獲得が課題になっている

 
大手企業を志望する就活生が多くなった影響で、中小企業の新卒獲得が困難になっています。少子化の影響を受けて新卒の数も減っており、中小企業は募集をしてもなかなか応募者を集められないのが現状です。就活失敗や内定辞退のケースがあることに着目し、春夏採用が難しかったとしても秋冬採用をすれば良いという考え方の企業も出てきました。通年で人材募集をするのもインターネットの活用によって簡単になってきたため、積極的に通年化を進める企業が増えてきています。
 

#新卒向けのサービスも増えてきている

 
新卒の人材が就活をするときには企業の新卒採用情報を集めて、解禁時期に応募するのが常套手段でした。しかし、9月頃になってから就職先を探す学生が増えている影響を受けて、新卒向けの就活支援サービスが増えてきています。新卒向けのエージェントサービスや逆求人サイトが代表的なものです。そのため、新卒の人材は春夏採用で失敗したからといって就職浪人になったと諦めず、通年で就職先を探す傾向が強まっています。
 

就活関連サービスを最大限に利用しよう

 
就活関連サービスを最大限に利用しよう

9月以降になってもまだ新卒採用は間に合うことが時代背景から理解できたでしょう。ただ、公式サイトに新卒採用の情報を載せただけではなかなか就活生に気付いてもらうことができません。秋冬採用を目指すときには、新卒の人材が就活関連サービスを活用しているケースが多いことを理解して、募集をすることが重要です。

新卒をターゲットとして取り上げている求人情報サイトに求人広告を出すのは最も基本的な戦略です。求人情報サイトに登録するのは就活生の間では基本になっていて、就活が終わるまでは登録したままにしています。新しい求人が出ると通知が届く仕組みのサイトも多いので、きっと目を向けてもらえるでしょう。競争相手が減っている秋冬採用だからこそ魅力が大きい方法です。また、新卒向けの就活エージェントサービスをしている人材紹介会社に相談したり、新卒を対象としている逆求人サイトでスカウトしたりすることも検討しましょう。これから就職したいという意欲がある新卒の人材に出会えることが多いので、有望な人材を獲得できる可能性があります。
 

新卒の秋冬採用を積極的に展開しよう

 
新卒採用は9月以降になっても間に合うのは確かですが、秋冬採用をするときには就活情報サイトを活用する重要性が高まります。春夏採用とは就活の動向が違うことを踏まえて、合理的な戦略で新卒採用を目指しましょう。求人募集を出すだけでなく、スカウトや人材紹介会社の活用も考慮し、積極的に採用活動を進めるのが成功につながります。

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