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2021.08.20

採用ノウハウ

面接での評価方法と基準について考えよう

e採用試験で面接が大切なのはわかっていても、どのように評価したら良いのかわからないという人事担当者もいるでしょう。担当者ごとの価値観やフィーリングで採用を判断すると、入社希望者に不公平さが生まれる原因にもなります。公平に面接を実施するためにも、評価方法と判断するための基準を整理しておくことが大切です。
 

どのような人物を求めているか整理する

 
どのような人物を求めているか整理する

採用面接を実施する際のポイントの1つが、求める人物像を整理しておくことです。採用後に希望していた人材と異なると言ったミスマッチが起こることが無いように、経営者や現場の声をリサーチして求める人物像を整理しましょう。ただし、求める人材のハードルが高いと、条件に合う採用希望者が見つからない可能性があります。社内にいる人材を参考にしながら、どのような強みや特性を持っている人材が必要なのか社内で決めることが、評価方法を考えていくための最初のステップとなります。

例えば評価の基準として、コミュニケーション能力が高い人材を求めている場合もあります。そのような場合には、面接官の質問に対し、受け答えがスムーズにできるかどうかでコミュニケーション能力が高いかどうかを確かめることができます。自己紹介の場合には、用意してある答えを述べるだけの場合もあります。ストレートに質問をするのではなく、変化球となる質問をすることで、コミュニケーション能力だけではなく、対応力のある人材か判断することも可能です。
 

評価の項目と基準を決めよう

 
評価の項目と基準を決めよう

自社にマッチする人材を探すために一番大切なのが、面接官がどのような質問をするかです。求める人物像が決まったら、コミュニケーション能力や協調性、忍耐力などの評価項目が見えてきます。評価項目に応じて、どのような質問で採用希望者の本質を見抜いたらいいのか考えていきましょう。

忍耐力を確かめるための質問なら、どのようなときにストレスを感じるのか、またストレスを発散する方法は何かなどの質問をします。ほかにも人生で挫折した経験や対処方法から、忍耐力がある人材か確かめられます。さらに会社について調べていて、業務を理解しているのか、志望度が高い採用希望者なのかなどの点が評価できる質問を用意することも大切です。評価の基準に優先順位をつけることで、複数の候補者で迷ったときに判断しやすくなります。
 

面接官の評価基準を統一すること

 
面接官の評価基準を統一すること

複数の面接官がいる場合、評価基準を個々に決めていると採用希望者に不公平さが生まれます。公平な評価のためにも、基本的な評価項目は統一しておきましょう。特に希望者の外観は、5段階評価で判断しやすいポイントになります。

外観のチェックポイントの1つが、表情が明るいかどうかです。面接で緊張するのは当たり前のことですが、面接の段階で表情が暗いと、ビジネスで大事な商談の際にも暗い表情をする可能性があります。緊張していても明るい表情で受け答えができるなら、評価を高くしましょう。そして服装と頭髪の清潔感は、面接で大切なチェックポイントです。特に営業職や接客業などの場合には、取引先や顧客に対して不快な思いをさせないように、清潔感のある人材を選ぶことが必要です。最低限の身だしなみは保てている人材を優先して選ぶことが大切です。

ほかにも面接時の基本的マナーを評価基準に入れておきましょう。新卒の採用面接だと基本的なマナーができていても、中途面接だとマナーが曖昧になっている方もいます。最低限のマナーができていない方の場合、働きたいという熱意が足りていない可能性もあるので注意しましょう。
 

企業に合った人材を採用しよう

 

採用面接で企業に合った人材を選ぶために、社内でどのような人物を必要としているのかリサーチするところから始めましょう。求める人物像がわかれば、マッチする人材を選ぶための質問を決めやすくなります。また面接官ごとに評価が変わらないように、評価する際の基準を決めておくことが大切です。評価の基準や優先順位を決めることで、公平に採用する人材を決められます。

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