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2021.07.23

採用ノウハウ

サマーインターンを活かして優秀な人材を獲得するには

学校が長期休みになる夏は、インターンを行う企業が増える季節です。せっかくインターンを実施するのですから、これを活かして優秀な人材を確保したいところ。そのためには、やはり漠然とインターンを行っているだけではいけません。インターンの目的や方法を今一度確認し、優秀な人材を見つけられるよう企業側も夏に向けて準備を整えておきましょう。

 

インターンシップの目的

 

インターンシップの目的

そもそも、何故インターンシップを行うのでしょうか。「周囲の企業がやっているから」ではせっかくのインターンを活かすことができません。今一度その目的をはっきりとさせておきましょう。企業がインターンを行う目的は、下記の2つが挙げられます。
1つ目が、早めに学生と接点を持つことです。新卒採用は、学生にとっても企業にとっても当に戦いの場。待っているだけで優秀な人材は降ってこず、各企業がしのぎを削って少しでも自社で活躍してくれる人材を求め競争しています。競争を勝ち抜くために、学生といち早く接点を持つことは非常に重要です。学生側は「インターンに参加して少しでも有利に就活を進めたい」と考えているため、インターンに参加してもらうことで志望度を上昇させることができるのです。
そして、2つ目は優秀な人材を探すことです。インターンシップは本選考とは異なるため、学生側も「選んでもらうこと」よりも「その企業を知ること」を第一に考えて参加しています。本選考よりも気負わず、よりフラットな態度で参加しているので、企業側も学生の潜在能力やスキルを見極めやすくなるのです。また、知ろうという態度で学生が企業を訪れるインターンは、自社のことを知ってもらい、選考後の内定辞退や入社後のミスマッチを防ぐ絶好のチャンスです。業務体験や社員との交流を経験してもらうことで、学生に自社で働くイメージをより具体的に持ってもらうことができます。

 

インターンのやり方

 

インターンのやり方

インターンシップにはいろいろな方法があります。近年よく行われているのが「課題設定型」「優秀人材選抜型」「フィールドワーク型」で、特に優秀人材選抜型は、文字通り優秀な人材を見つけるのに適していると言われています。具体的には3日~1週間程度の比較的長い時間をかけて、レポート課題やディスカッション、セッションなどを行い、多角的に学生を観察します。またこのやり方では、合格基準を設けておいて、より優秀な学生をピックアップする、合格基準に達した学生は幹部候補生として、より良い待遇で自社に招くといった特徴があります。実施期間を長く設定する必要があるため、サマーインターンに適した方法と言えるでしょう。

 

優秀な学生の共通点とは

 

優秀な学生の共通点とは

「優秀な人材」には、ある程度共通点が見られます。もちろん自社が欲する特徴を持った学生に注目することも必要ですが、どの業界に共通する点も頭に入れて置きましょう。以下、よく挙げられる特徴を2点ご紹介いたします。
その特徴の1つ目は、謙虚であること。ミスを素直に認め、相手の意見を受け止められる人間は、反省と成長を繰り返しながら組織の中で伸びていくことができる人材です。ただし、謙虚過ぎるとネガティブに陥ることがあるため、バランス感覚を持っているかという点も大切な判断基準となります。
そして2つ目は、自分の役割を理解していることも重要なポイントになります。仕事はチームワークです。自分の立ち位置を俯瞰して理解することができる人は、冷静に役割を全うし、会社の利益のために働くことができますし、トラブルにも強くなります。

 

優秀な人材を獲得しよう

 

サマーインターンシップは、企業にとってより早期に、しかも長期に渡って学生と接することができる貴重な期間です。優秀な人材を獲得したいのであれば、これを利用しない手はありません。自社にとって優秀な人材とはどんな人物像なのかをはっきりさせ、より多角的に学生を観察し、その能力を見極めていきましょう。そのためにインターンシップの内容を充実させることも忘れてはいけません。

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